こんにちは。ぐっさんです。
2/25(日)に開催された大阪マラソン2024で無事にサブ4を達成できました。
今回の記事では前回大会と今回大会を比較しながら振り返りをしていきます。
フルマラソンでサブ4を目指しているランナーの皆さんの参考になれば幸いです。
レッツゴー!
はじめに
大阪マラソンは、2011年に初めて開催された大規模な市民参加型のマラソン大会です。
参加人数は年々増加しており、一般ランナーやエリートランナー、国内外から多くのランナーが参加しています。
ちなみに、2024年大会は約32,000人の市民ランナーが参加しています。
大阪マラソン2024は「みんなでかける虹。」をスローガンにしています。
このスローガンを基に「なないろ」のチャリティカラーを掲げています。
参加ランナーは支援したチャリティテーマのカラーバンドを見に着けて、大阪のまちを走ります。
大阪マラソンについての詳細はこちらから。
チャリティカラー | チャリティテーマ |
---|---|
紫色 | 平等な社会を支える |
紺色 | 協力・協働を支える |
水色 | 自然環境を支える |
緑色 | 健康・福祉を支える |
黄色 | いのちを支える |
オレンジ色 | 大阪のまちを支える |
赤色 | 教育を支える |
大阪マラソンコースマップ
大阪マラソン2024は前回大会からコース変更がありました。
2023年大会までのコースには折り返しが5つありましたが、今回大会から3つに減っています。
また、アップダウンも前回コースより小さくなっており、より記録を狙いやすいコースとなりました。
当日の天候
2/25(日)の天気は雨。風もあり、時折強く吹くこともありました。
気温は日中上がることなく、7℃前後を推移。
2024年 | 7時 | 8時 | 9時 | 10時 | 11時 | 12時 | 13時 | 14時 | 15時 | 16時 | 17時 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
気温 (℃) | 5.2 | 5.4 | 6.2 | 6.1 | 6.4 | 6.5 | 6.8 | 7.0 | 7.5 | 7.6 | 7.6 |
降水量 (mm) | 1.5 | 0.5 | 0.5 | 0.0 | 0.0 | 0.5 | 1.0 | 0.5 | 0.0 | 0.5 | 0.5 |
湿度 (%) | 91 | 90 | 89 | 89 | 88 | 90 | 89 | 87 | 85 | 84 | 87 |
風速 (m/s) | 3.5 | 3.2 | 5.0 | 4.5 | 4.5 | 4.2 | 4.1 | 3.9 | 3.6 | 3.3 | 3.1 |
雨はスタート前と12時から13時にポツポツ降る感じでした。
走りに影響するほどではなく、むしろ私にとっては恵みの雨でした。
おそらく、そう思っているランナーも多かったはず。
記録を振り返る
ここからは2023年大会との比較を交えて大阪マラソンを振り返っていきます。
2023年大会とはコースが若干変更されているため、参考比較となります。
2023 vs 2024
まずは外部環境の比較ということで、2023年大会と2024年大会の気象情報を比べてみましょう。
2023年 | 7時 | 8時 | 9時 | 10時 | 11時 | 12時 | 13時 | 14時 | 15時 | 16時 | 17時 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
気温 (℃) | 2.8 | 3.5 | 4.1 | 5.2 | 6.3 | 6.6 | 7.1 | 6.7 | 8.4 | 7.0 | 7.0 |
降水量 (mm) | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
湿度 (%) | 64 | 62 | 57 | 53 | 54 | 49 | 47 | 52 | 42 | 43 | 45 |
風速 (m/s) | 1.8 | 1.6 | 1.5 | 1.0 | 2.2 | 3.6 | 3.3 | 3.5 | 4.9 | 3.5 | 2.8 |
2024年 | 7時 | 8時 | 9時 | 10時 | 11時 | 12時 | 13時 | 14時 | 15時 | 16時 | 17時 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
気温 (℃) | 5.2 | 5.4 | 6.2 | 6.1 | 6.4 | 6.5 | 6.8 | 7.0 | 7.5 | 7.6 | 7.6 |
降水量 (mm) | 1.5 | 0.5 | 0.5 | 0.0 | 0.0 | 0.5 | 1.0 | 0.5 | 0.0 | 0.5 | 0.5 |
湿度 (%) | 91 | 90 | 89 | 89 | 88 | 90 | 89 | 87 | 85 | 84 | 87 |
風速 (m/s) | 3.5 | 3.2 | 5.0 | 4.5 | 4.5 | 4.2 | 4.1 | 3.9 | 3.6 | 3.3 | 3.1 |
こうやって並べて見るとすごく分かりやすいですね。
気温については2023年が若干低いですが、雨風がなかった分、体感的には2024年の方が寒く感じました。
また、走っている最中の雨や風の影響も考慮すると2023年の方が走りやすい環境でした。
次に記録を振り返ってみましょう。
2023年大会と2024年大会のネットタイムの比較です。
2023年大会の正式な記録が残っていなかったため、ランニングアプリで記録した結果となります。
区間タイム | 2023年大会 | 2024年大会 | 前回との比較 |
---|---|---|---|
スタート~5km | 30:57 | 29:31 | -1:26 |
5km~10km | 27:27 | 27:02 | -0:25 |
10km~15km | 27:39 | 26:40 | -0:59 |
15km~20km | 27:20 | 26:48 | -0:32 |
20km~25km | 27:13 | 27:00 | -0:13 |
25km~30km | 27:23 | 27:26 | +0:03 |
30km~35km | 27:49 | 28:04 | +0:15 |
35km~40km | 28:56 | 28:51 | -0:05 |
40km~ゴール | 12:55 | 12:53 | -0:02 |
合計 | 03:57:39 | 03:54:15 | -3:24 |
平均ペース | 5:38/km | 5:34/km | -0:04/km |
2023年大会より約3分早くゴールすることができています。
1年間の努力の積み重ねもあり、確実に走力は上がっているのは間違いありません。
特に20km地点までは前回大会と比較して大きく伸びていることが分かります。
スタートから5km地点
ここからは5kmごとに区切って今回大会を振り返っていきます。
まずはスタートから5kmまでの区間。
この区間は混雑区間でスタートの号砲がなってからスタートラインを切るまでに5分程度かかります。
さらに最初の2kmまでは大混雑でまともに人を追い抜くことも困難な感じです。
足がぶつかって転ばない、転ばせないように気をつけて走ります。
2kmを過ぎたあたりから少しずつ混雑が緩和されていきますが
それでも地方のマラソン大会と比較すると混雑しています。
10kmまではウォーミングアップだと考え、腕を振り、体を温めることに専念していました。
2023年大会 | 2024年大会 | 前回との比較 | |
---|---|---|---|
スタート~1km | 7:43 | 6:18 | -1:25 |
1km~2km | 6:17 | 5:52 | -0:25 |
2km~3km | 5:47 | 5:43 | -0:04 |
3km~4km | 5:42 | 5:29 | -0:13 |
4km~5km | 5:28 | 5:32 | +0:04 |
区間合計 | 30:57 | 28:54 | -2:03 |
5kmから10km地点
最初の3kmから7km地点が2024年の新コースになっています。
起伏もなくフラットな走りやすかったです。
ただ、若干の混雑はあり、追い抜く際は前後を気をつけて走っていました。
7km以降は周りのランナーのペースに後押しされてサブ4のレースペースより速いペースで走っていました。
トレーニング時はスマートウォッチのタイムを見ながら、ペースメイクをしていたのですが
トラブルがあり、スマートウォッチ側にタイム表示がされない状態となっていました。
1km毎のペースで10秒から20秒の開きがあることは、それだけ乱れたペース配分となっていたということなので
体力の消耗も激しかったはずです。
2023年大会 | 2024年大会 | 前回との比較 | |
---|---|---|---|
5km~6km | 5:37 | 5:28 | -0:09 |
6km~7km | 5:26 | 5:06 | -0:20 |
7km~8km | 5:24 | 5:14 | -0:10 |
8km~9km | 5:34 | 5:16 | -0:18 |
9km~10km | 5:26 | 5:07 | -0:19 |
区間合計 | 27:27 | 26:11 | -1:16 |
10kmから15km地点
10km地点は御堂筋の長い直線の中間地点に位置しており、沿道の応援もすごく多く元気をもらえます。
沿道の応援に後押しされて、4:48/kmという私にとってハイペースで走っている区間もありました。
この5kmは平均ペースが5:05ほどなので、飛ばし過ぎの区間です。
最初に突っ込み過ぎると30km以降はバテると言われており、飛ばし過ぎないように注意していたはずなのに
沿道の応援と周りのランナーのペースに自分のペースを完全に見失った区間でした。
まさに反面教師の走りとはこのこと!
これからフルマラソンを走るという方は、自分のペースを意識しながら走るようにしましょう。
2023年大会 | 2024年大会 | 前回との比較 | |
---|---|---|---|
10km~11km | 5:19 | 5:12 | -0:07 |
11km~12km | 5:34 | 4:48 | -0:46 |
12km~13km | 5:35 | 5:08 | -0:27 |
13km~14km | 5:37 | 5:07 | -0:30 |
14km~15km | 5:34 | 5:12 | -0:22 |
区間合計 | 27:39 | 25:27 | -2:12 |
15kmから20km地点
15kmからの5kmは、まだまだ体力に余裕がある状態でしたが、風が強い区間でした。
前方のランナーを風除けにしながら走ろうと思っていましたが、うまく風除けできず走りづらかった記憶があります。
この区間の平均ペースは5:15/kmなのでまずまずのペースですが、ペース配分に大きなばらつきがあります。
一定ペースで走ることを意識しながら、突っ込み過ぎないように注意することが大切です。
2023年大会 | 2024年大会 | 前回との比較 | |
---|---|---|---|
15km~16km | 5:30 | 5:21 | -0:09 |
16km~17km | 5:23 | 5:20 | -0:03 |
17km~18km | 5:28 | 4:58 | -0:30 |
18km~19km | 5:34 | 5:13 | -0:21 |
19km~20km | 5:25 | 5:17 | -0:08 |
区間合計 | 27:20 | 26:09 | -1:11 |
20kmから25km地点
20kmからの5kmは、なにわ筋という長い直線コースになります。
ここで折り返してきたサブ4のペーサーを発見。
およそ500mほど前を走っていたので、35km地点で追いつくことを目標にラップを刻んでいきます。
この区間の平均ペースは5:21/kmなのでまずまずのペースですが
前半突っ込み過ぎた影響が少しずつ出てきているのが分かります。
2023年大会 | 2024年大会 | 前回との比較 | |
---|---|---|---|
20km~21km | 5:31 | 5:16 | -0:15 |
21km~22km | 5:27 | 5:17 | -0:10 |
22km~23km | 5:24 | 5:20 | -0:04 |
23km~24km | 5:27 | 5:21 | -0:06 |
24km~25km | 5:24 | 5:31 | +0:07 |
区間合計 | 27:13 | 26:45 | -0:28 |
25kmから30km地点
25kmからの5kmは、なにわ筋を折り返してから難波方面に向かうコースとなります。
相変わらず沿道の応援は多く、常に元気をもらいながら走れていました。
なにわ筋を折り返す前にサブ4のペーサーを見つけることができたこともあり
この区間の平均ペースは5:11/kmとペースが上がっています。
30km先に一番の難所の登り坂があるので、本来であればここは我慢してペースは上げない方が良かったところです。
2023年大会 | 2024年大会 | 前回との比較 | |
---|---|---|---|
25km~26km | 5:41 | 5:17 | -0:24 |
26km~27km | 5:06 | 5:24 | +0:18 |
27km~28km | 5:30 | 5:19 | -0:11 |
28km~29km | 5:32 | 4:36 | -0:56 |
29km~30km | 5:34 | 5:20 | -0:14 |
区間合計 | 27:23 | 25:56 | -1:27 |
30kmから35km地点
30kmからの5kmは、30kmの壁と大阪マラソン最大の難所である登り坂が組み合わさった区間。
この区間を走り切れるかどうかがサブ4の大きな分かれ道。
この区間の平均ペースは5:26/km。
まずまずのペースですが、確実に足の疲労は蓄積されていました。
ここは自分を鼓舞しながら、しっかりと前を向いて走ります。
疲れてしんどい時こそ「腕を振る」こと。
腕を振ることで下半身の股関節がうまく連動し、前への推進力を生み出します。
2023年大会 | 2024年大会 | 前回との比較 | |
---|---|---|---|
30km~31km | 5:25 | 5:19 | -0:06 |
31km~32km | 5:32 | 5:30 | -0:02 |
32km~33km | 5:35 | 5:28 | -0:07 |
33km~34km | 5:42 | 5:37 | -0:05 |
34km~35km | 5:35 | 5:20 | -0:15 |
区間合計 | 27:49 | 27:14 | -0:35 |
35kmから40km地点
35kmからの5kmは大阪マラソンで最も長い直線コース。
直線コースに入った36km地点でついにサブ4のペーサーの集団を捉え、並走開始。
沿道の応援に加え、ペーサーが力強くランナーを鼓舞しながらサポートしてくれました。
ここからはひたすらペーサーについていくことだけを考えて、走っていきました。
この区間の平均ペースは5:37/km。サブ4のレースペースより若干早いペース。
ここまできたらサブ4は確信していました。
2023年大会 | 2024年大会 | 前回との比較 | |
---|---|---|---|
35km~36km | 5:42 | 5:29 | -0:13 |
36km~37km | 5:50 | 5:38 | -0:12 |
37km~38km | 5:45 | 5:35 | -0:10 |
38km~39km | 5:46 | 5:39 | -0:07 |
39km~40km | 5:53 | 5:45 | -0:08 |
区間合計 | 28:56 | 28:06 | -0:50 |
40kmからゴール
40kmからの2kmは、ゴールの大阪城に向かうビクトリーロード。
沿道の応援もひときわ大きくなり、ペーサーの鼓舞する声も力強くなりました。
ペースは大きく落ち込んで平均5:50/kmとなりました。
最後1kmでは足が攣りましたが、止まることなく走り続け、無事にゴール!
2023年大会 | 2024年大会 | 前回との比較 | |
---|---|---|---|
40km~41km | 6:09 | 5:46 | -0:23 |
41km~ゴール | 6:07 | 5:55 | -0:12 |
区間合計 | 12:16 | 11:41 | -0:35 |
反省点
今回の反省点はランニングアプリとスマートウォッチの連携ミスです。
普段、ナイキのNRCを使っているのですが、通信できずに何度もエラーとなりました。
大阪マラソンのような大規模なマラソン大会では人が集中し、回線が混雑します。
また、私の場合、NRCとspotifyを連携させて音楽を聴きながら走ろうとしたため
NRCとspotify連携時にも通信エラーが頻発してしまいました。
結局、アシックスのRunkeeperというアプリを使って走ったのですが
スマートフォンとうまく連携できず、レース中のペース配分がうまくできませんでした。
ペース配分はすごく大切で、ペースをしっかりコントロールできるかどうかでタイムも大きく変わってきます。
これからフルマラソンを走られる方は、こういったトラブルに見舞われることも想定して対策を考えておきましょう。
まとめ
大阪マラソン2024を無事にサブ4&PB(Personal Best)を更新することができました。
2年連続サブ4を達成できたということで、まぐれではなかったんだと実感できた大会でした。
大阪マラソンは、日本でも屈指の市民参加型の大会で沿道からの応援は途切れることはありません。
また、普段走れることができないような場所を走れるという優越感を感じながら走ることができます。
間違いなくオススメの大会ですので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
自分のペースで無理なく楽しくゴールを目指しましょう!
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